名著といえばコレ! D・カーネギー著「人を動かす」を読んでみた感想

せっかくある程度の時間をかけて読書をするのであれば、読後に「はずれだったな…」とは思いたくない。
ということで、事前にネットで「読んでおきたい本」で検索をかけて、評価が保証されている名著を探しだしてから読み始めるという戦略を、僕はよく取ります。
(これは音楽とかでも同じです。)

そんなわけで出会った、D・カーネギー著「人を動かす」。
いろんなサイトでお勧めされておりました。名著ということで、期待して読んでみました。

しかし、事前に評判を調べてから読み始める場合、読む前にハードルが上がりすぎてかえってがっかりするという残念なパターンに陥ることもよくあるので、努めてフラットな状態で読んでみました。

で、僕の評価は…「まずまずいい本」となってしまいました。

思えばそんなに人間関係に悩んでいなかったということもあり、微妙な評価となりました。

D・カーネギー著「人を動かす」

人間関係のハウトゥー本

本書は、人間関係・人身掌握に関するテクニックにフォーカスした自己啓発本です。

人間関係をよりよいものにするための原則を紹介しています。ひとつひとつの原則に具体的事例が紹介されており、説得力を持たせています。要点のみを読むのならあっという間に読み終わります。

紹介されている原則(本書の要約)

人を動かす三原則

  1. 批判も非難もしない。苦情もいわない。
  2. 率直で、誠実な評価を与える。
  3. 強い欲求を起させる。

人に好かれる六原則

  1. 誠実な関心を寄せる。
  2. 笑顔で接する。
  3. 名前は、当人にとって、最も快い、最も大切なひびきを持つことばであることを忘れない。
  4. 聞き手にまわる。
  5. 相手の関心を見抜いて話題にする。
  6. 重要感を与える――誠意を込めて。

人を説得する十二原則

  1. 議論に勝つ唯一の方法として議論を避ける。
  2. 相手の意見に敬意を払い、誤りを指摘しない。
  3. 自分の誤りをただちにこころよく認める。
  4. おだやかに話す。
  5. 相手が即座に“イエス”と答える問題を選ぶ。
  6. 相手にしゃべらせる。
  7. 相手に思いつかせる。
  8. 人の身になる。
  9. 相手の考えや希望に対して同情を持つ。
  10. 人の美しい心情に呼びかける。
  11. 演出を考える。
  12. 対抗意識を刺激する。

人を変える九原則

  1. まずほめる。
  2. 遠まわしに注意を与える。
  3. まず自分の誤りを話した後、注意を与える。
  4. 命令をせず、意見を求める。
  5. 顔を立てる。
  6. わずかなことでも、すべて、惜しみなく、心からほめる
  7. 期待をかける。
  8. 激励して、能力に自信を持たせる。
  9. 喜んで協力させる。

幸福な家庭を作る七原則

  1. 口やかましくいわない。
  2. 長所を認める。
  3. あら探しをしない。
  4. ほめる。
  5. ささやかな心づくしを怠らない。
  6. 礼儀を守る。
  7. 正しい性の知識を持つ。

本書を読めば必ず…というわけにはいかない

この本には魔法がかかっているわけではありません。

原則を守ること自体、結構難しい

他者の立場を考えながら原則を導いているものの、自分自身にも個性はあります。
与えられた原則を忠実に守れるかどうかも、結構難しいのではないでしょうか。

原則を守っても、必ずしも人間関係が改善するとは限らない

では、原則をすべて実行すれば、人間関係は円満なものになるのか?
そんなに人間は単純なものではないのではないだろうか、と思ったりもします。
世の中には様々な性質の人間がいます。自分にも他人にも個性がある。
必ず人間関係が改善されるという現実的な保証はどこにもありません。

少なくとも、人間関係が改善するきっかけにはなり得る

しかしながら、全否定する必要もないですよね。

人への接し方を少し変えるだけで、ひょっとしたら何かが良くなるのかもしれない。
そんな「気付き」を与えてくれるという意味では、本書は非常に有益な本といえるかもしれません。

社会でコミュニケーションを必要とする人は読むべき1冊と位置づけられているため、きっとこの先人間関係で悩んだときに改めて読み返してはじめて心に響く本なのかもしれません。

杉直樹
杉直樹 著者の杉直樹です。
"ライフクエスト"は、基本的にはジャンル多岐にわたる総合ブログです。
"人生をより豊かにする"と"社会をよりよいものにする"にマッチした記事をたくさん書いていけたらと思います。
お役に立てる記事があれば幸いです。

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