Photoshopで自炊漫画を補正して明るく読みやすくする方法

書籍を裁断しデータ化して管理する、いわゆる自炊。筆者は漫画を読むのが好きだが、Kindleまたは自炊漫画しか持っていない。いまでは自炊代行業者もたくさんあるし、自炊化は手軽にできるようになった。

ところで質のよい自炊代行業者に漫画本の自炊をお願いしても、納品されるデータが少し暗いことがある。これはスキャナの性質上仕方がないのかもしれない。ただKindle本と比較してみると、少し読みにくい。保持する自炊漫画本はできるだけ綺麗に読めるようにしておきたいものだ。

そこで思いつくのが画像の補正。何度か試してみたところ、こうやればいいんだなというコツがつかめてきた。面倒ではあるが、手順に慣れれば小一時間で作業が終わる。

Photoshopという有料ソフトを扱える方限定の記事だが、気になる方はチェックしてみていただきたい。

Photoshopで自炊漫画を補正して明るく読みやすくする方法

jpg形式の画像に書き出す(劣化しないように)

まずはデータをjpg形式の画像に書き出す。

筆者はAdobe Acrobatというソフトを利用しているが、書き出しの方法は色々あるのでここでは割愛する。
(申し訳程度にウェブサービスだけでも紹介しておこう。)
https://smallpdf.com/jp/pdf-to-jpg
https://www.ilovepdf.com/ja/pdf_to_jpg

なお書き出す際の注意点がふたつある。
①データが劣化しないように書き出す。(ソフトによっては書き出す際に画質を選ぶ場合があるので、最高画質で書き出すように。)
②巻ごとにフォルダ分けして書き出す。

Photoshopで補正プレビュー

書き出しが終わったら、全ページの中から1ページを適当に選び、デスクトップにコピーペーストしよう(移動ではなく複製で。この後この1ページは削除する)。

Photoshopを開く。先程デスクトップに複製した画像を読み込む。

【Photoshopメニュー>イメージ>色調補正>露光量】をクリックしよう。

「露光量」「オフセット」「ガンマ」をいじる。ここを最適な数値にいじることで、明るく読みやすいデータに補正できる。

・露光量は画像の明るい部分を操作できる。全体を明るくするために数値を上げていく調整をしよう。
・オフセットは暗い部分を操作できる。黒部分をはっきりさせるために数値を下げていく調整をしよう。
・ガンマは中間部分を操作できる。バランスを取りながら数値を上げていく調整をしよう。

目安値は、露光量が0.25、オフセットが-0.025、ガンマが0.85だ。

数値が確定したら、数値をメモしたうえで「OK」を押し、画像を補正する。そして画像を保存。

iPad/iPhoneなどの自分のデバイスに保存した画像を読み込んで、実際にみてみよう。Photoshopでみた印象と、デバイスでみた印象は多少異なるものだ。

前述の補正目安値だと補正が弱いと思われたかもしれないが、補正しすぎると逆にデバイスでみた時にくどすぎる印象になってしまう。したがってやはり先程の目安値を参考に数値をいじるとよいだろう。

さて補正の数値が確定したら次のステップへ。

アクションに登録

デスクトップに「img」フォルダを生成しておこう。

ここではPhotoshopのアクション機能を活用していく。アクションを作ることで、一連の作業をPhotoshopに記憶させることができる。

アクションタブを開く(タブがなければ、【Photoshopメニュー>ウィンドウ>アクション】にチェックを)。

下記の流れでアクションを登録していこう。
①アクションタブ内の右下「新規ウィンドウを作成」をクリック(アクション作成開始)。
②【Photoshopメニュー>イメージ>色調補正>露光量】で先程の数値にて補正する。
③「別名で保存」。「ファイル名」は変更なし。「保存先」はimgフォルダ。「フォーマット」はjpg。「画質」は6。「形式オプション」はプログレッシブ。「スキャン」は3。
※画質を落とさないとPDF1冊とした時にファイルサイズが肥大化する。
④ファイルを閉じる。
⑤「再生/記録を中止」をクリック(アクション作成終了)。

下記のように登録されればOKだ。

アクションの登録が終わったら、アクション名をわかりやすい名称に変えておこう。
また、デスクトップの画像、imgフォルダ内に保存された画像は削除しておこう。

バッチ機能で全ページを一括補正

本番はここから。

【Photoshopメニュー>ファイル>自動処理>バッチ】をクリック。

・「実行」で先程登録したアクションを選択。
・「ソース」で1冊分のjpg画像がまとめられているフォルダを指定する。
・「エラー」「実行後」は特にいじらなくてよい。

最後に「OK」をクリックすると、1冊分の補正を自動的に爆速でやってくれる。便利だ。

ちなみに今回はバッチ処理を「1冊分」と紹介しているが、10冊まとめて処理しても構わない。ただしその時は下記の点に気をつけるように。
①1巻と2巻のjpgファイルの名称は別にしておくこと(同じだとimgフォルダ内で上書きされてしまう)。
②まとめてやりすぎると、クラッシュし強制終了してしまう。

PDFにまとめなおす

バッチ処理が終わったら、補正されたjpg画像がimgフォルダ内にまとめられているはずだ。PDFにまとめなおそう。

デバイスに取り込んで確認し、満足できる補正であれば完成だ。

杉直樹
杉直樹 著者の杉直樹です。
"ライフクエスト"は、基本的にはジャンル多岐にわたる総合ブログです。
"人生をより豊かにする"と"社会をよりよいものにする"にマッチした記事をたくさん書いていけたらと思います。
お役に立てる記事があれば幸いです。