開いた(ひらがなにする)ほうが読みやすくなる語句・表現

文章を書く時に気をつけることはいくつかあるが、なかでも難しいのが、漢字でも書くべきかひらがなで書くべきか迷う単語の扱い。

漢字で書ける語句をひらがなで書くことを編集用語で「開く」という。逆に、ひらがなの語句を漢字で書くことを「閉じる」という。これらはあくまでも読みやすさの問題で、書き手に意図やこだわりがあればどちらでもよい(間違いではない)。しかし一般的には、漢字で書ける語句はすべて漢字で書くのではなく、 ある語句はひらがなで書いたほうが読みやすくなる。

本稿では、開いて書いたほうがよい、すなわちひらがなで書くべき語句をまとめてみた。おまけで逆に閉じたほうがよい語句も少し紹介する。

開いた(ひらがなにする)ほうが読みやすくなる語句・表現

対象漢字 推奨 非推奨
あえて 敢えて
あとで 後で
ある 有る
あわせて 合わせて
そういう そう言う
〜しにいこう 〜しに行こう
いくつか 幾つか
お願いいたします お願い致します
〜していただく 〜して頂く
いまから 今から
いまだに 未だに
所謂 いわゆる 所謂
〜するうえで 〜する上で
ありえる あり得る
おさえておきたい 押さえておきたい
および 及び
電話をかける 電話を掛ける
〜してください 〜して下さい
こういうことになる こういう事になる
〜するごとに 〜する毎に
さらに 更に
様々 さまざまな 様々な
〜しすぎた 〜し過ぎた
かまわない 構わない
かもしれない かも知れない
すごい 凄い
すなわち 即ち
すべて 全て
沢山 たくさん 沢山
私たち 私達
時間がたつ 時間が経つ
〜するたびに 〜する度に
〜のために 〜の為に
丁度 ちょうど 丁度
〜しつづける 〜し続ける
出来 できるだけ/できない 出来るだけ/出来ない
ひととおり ひと通り
こういうときは こういう時は
ない 無い
〜しなおす 〜し直す
など
なんでも 何でも
ひとり、ふたり 一人、二人/1人、2人
ひとつ、ふたつ 一つ、二つ/1つ、2つ
そんなふうに そんな風に
AよりBのほうが AよりBの方が
〜のほか 〜の他
ほとんど 殆ど
まったく 全く
〜まで 〜迄
まれに 稀に
〜をみてみよう 〜を見てみよう
もの
〜しやすい 〜し易い
〜するのがよい 〜するのが良い
〜のような 〜の様な
よろしく 宜しく
ゆえに 故に
分/解/判 わかる 分かる/解る/判る
〜なわけではない 〜な訳ではない
わずかに 僅かに

閉じた(漢字にする)ほうが読みやすくなる語句・表現

対象漢字 推奨 非推奨
友達 友だち
子供 子ども

「達」は複数人の意味を持つし、「供」はお供するという意味を持つが、「友達」「子供」においてはそうした意味はない。常用漢字として「友達」「子供」という表現は正しいとされている。わざわざ開かずに閉じたままでよい。

上記はあくまでも原則

あくまでも原則であり、書き手にこだわりがあれば必ずしも守らなくてよい。また、前後のひらがな・カタカナ・漢字とのバランスによって調整してもよい(漢字だらけ・ひらがなだらけだと逆に読みづらい)。

杉直樹
杉直樹 著者の杉直樹です。
"ライフクエスト"は、基本的にはジャンル多岐にわたる総合ブログです。
"人生をより豊かにする"と"社会をよりよいものにする"にマッチした記事をたくさん書いていけたらと思います。
お役に立てる記事があれば幸いです。