ラストが衝撃的だった、いわゆる「どんでん返し」がきれいに決まった映画を30作まとめてご紹介。
「どんでん返しをバラしてしまったら意味が無いだろう」という意見もわかるのだが、結末がひっくり返ることがわかっていてもなお面白い映画ばかり。二転三転とひっくり返る映画もあり、先は読めないだろう。
観ていない作品があれば、ぜひチェックしていただきたい。週末はTSUTAYAへGO。
なお下記にてタイトルと内容の一部を紹介しているが、ネタバレはしていないのでご安心あれ。
目次
- 1 絶対に騙されるどんでん返し映画
- 1.1 どんでん返し 洋画(衝撃度高い順)
- 1.1.1 ユージュアル・サスペクツ
- 1.1.2 情婦
- 1.1.3 アイデンティティー
- 1.1.4 メメント
- 1.1.5 シックスセンス
- 1.1.6 SAW
- 1.1.7 ワイルドシングス
- 1.1.8 閉ざされた森
- 1.1.9 ソードフィッシュ
- 1.1.10 セブン
- 1.1.11 ファイトクラブ
- 1.1.12 ライフ・オブ・デビッド・ゲイル
- 1.1.13 アンブレイカブル
- 1.1.14 ゲーム
- 1.1.15 プレステージ
- 1.1.16 交渉人
- 1.1.17 真実の行方
- 1.1.18 スティング
- 1.1.19 マルホランド・ドライブ
- 1.1.20 マッチスティック・メン
- 1.1.21 隣人は静かに笑う
- 1.1.22 ドニー・ダーコ
- 1.1.23 アザーズ
- 1.1.24 サイコ
- 1.1.25 猿の惑星
- 1.2 どんでん返し 邦画(衝撃度高い順)
- 1.1 どんでん返し 洋画(衝撃度高い順)
絶対に騙されるどんでん返し映画
どんでん返し 洋画(衝撃度高い順)
ユージュアル・サスペクツ
「映画史上最高のどんでん返し」とも思える卓越した構成とシナリオが素晴らしい。サスペンス・ミステリー好きなら、この傑作映画は必見!伏線が張りめぐらされたシナリオの完成度が高く、何度観ても飽きがこない。ラストの意外性もさることながら、その秘密の明かし方が美しくて感動する「騙されて快感」な映画だ。役者陣も素晴らしく観ごたえがある。
情婦
アガサ・クリスティの小説『検察側の証人』を原作とした、1957年公開の古い映画。今観てもとても面白い作品。演出も演技も全てが一級品で、はじめて見た時は衝撃だった。ラスト10分のどんでん返しは本当に凄いの一言。気持ちいいぐらいに「やられた!」となる。ミステリー映画の最高峰で色褪せない名作。
アイデンティティー
アイデアの勝利!近年稀に見るサスペンスの傑作で、その柔軟な発想に基づく脚本が秀逸。最後はさすがに予想できなかった。名作というよりはやや大衆的だが、映画ならではの面白さを味わってほしい。
メメント
複雑かつ難解だからこそ、何度も繰り返し観たい映画。好き嫌いは別れるかも。設定のアイデアが素晴らしく、絶賛する人が多いのも納得。テンポもよいし、後世に残したい怪作であることは間違いない。
シックスセンス
見事なオチは一見の価値あり。ホラーに属するが、ジャンルを超えた傑作だ。人間ドラマとしても秀逸で、魅力的なキャラクターたちに待ち受ける結末に思わず涙してしまう。ホラー映画が苦手な人にこそ観ていただきたい映画。
SAW
想像を絶する衝撃的などんでん返しに戦慄する、鳥肌ものの映画。サイコサスペンス映画で、残虐・グロテスクなシーンも多少あるが、スリリングな演出が好きな方はぜひ観てほしい。後にシリーズ化されるが、2以降は残虐性が増しただけという印象であまりオススメしない。
ワイルドシングス
男女の駆け引きが展開するエロいサスペンス。二転三転どころか四転五転と、予測できないどんでん返しの連続で驚きまくってしまう。ちょっとしつこすぎる気もするがエロに免じて大目に見よう。
閉ざされた森
予想を覆す結末。ミスリードを誘う部分が多くて、警戒しても騙される。ある意味、物語における「ルール」を破った画期的な映画。登場人物が多くて顔と名前が一致しないのが玉に瑕。
ソードフィッシュ
一見すると普通のハリウッド的大衆映画だが、その先入観を持ってしまうと見事に騙されるクライム・アクション・ムービーの傑作。練られた脚本は一級品で、観るに値する一本。
セブン
「七つの大罪」をテーマにした、世界的大ヒットを記録したサイコ・サスペンス。配役、ストーリー、音楽など、全てにおいて超一級の色褪せない傑作。オチも秀逸で、必ずしも後味がよいとはいえないラストであっても何度でも観返したい作品。
ファイトクラブ
「セブン」のコンビ、ブラット・ピットとフィンチャー監督が再タッグを組んでまた騙す。衝撃的な怪作。設定もおもしろく世界観も独特で、引き込まれるものがある。好き嫌いが分かれそうだが、世界的には結構評価が高い作品。
ライフ・オブ・デビッド・ゲイル
死刑制度を巡る重厚な社会派サスペンス映画。真実が二転三転し、大どんでん返しのラストでは戦慄を覚えるとともに心に響く。
アンブレイカブル
シックスセンスで一躍ブレイクしたM・ナイト・シャマラン監督の作品。評価は低めだが、どんでん返し好きであれば、シックスセンスと並んでチェックしたい作品だ。ヒーローを題材にした感動作…ではなかった。
ゲーム
「賛否両論」とはよくいうが、この作品ほどそれに該当する映画もないだろう。あまりにも斬新すぎる。繰り返し観ることで、脚本や映像に非の打ちどころが無いことに気づける良作だ。
プレステージ
「メメント」のクリストファー・ノーラン監督による、19世紀末ロンドンを舞台とした印象的な映画。最後に暴かれた秘密に驚愕させられる。これぞ魔術!繰り返し観返すことによって気づけることがたくさんある作品。必見。
交渉人
スピーディーな展開にハラハラできる良作。卓越した脚本による予想外の結末が素晴らしい。誰もが怪しく見えてくる人物設定も巧み。
真実の行方
緊張感溢れる法廷サスペンス映画で、演出と配役が一級品なので飽きない。強烈なラストがやっぱり魅力の作品。この後味の悪さがなんともいえない。
スティング
「どんでん返し」の先駆け的映画。極上の脚本、痛快な展開、聴いたことある名曲、すっきり爽快なエンディング。オチにいたるまでの過程を何度でも楽しめる名作映画。
マルホランド・ドライブ
非常に難解な映画で、何度もリピートすればその深みにはまれる作品。個性的なキャラクターの人ばかりなので、簡単に飽きない。世界観も独創的で面白いがやはり賛否両論分かれるタイプの作品だ。
マッチスティック・メン
詐欺師が主役の、笑顔になれるコメディ的映画。テンポいい軽快な映画で、とにかく見応えがあり面白い。オチまでの伏線をしっかり張っており、きれいに騙される。
隣人は静かに笑う
隣人の恐怖を描いたスリラー映画。練りに練られた脚本が魅力の、極上のミステリー・サスペンス。二度とみたくないこの映画だが、紛れもない傑作であることは認めよう。
ドニー・ダーコ
「不思議さ」「難解さ」で有名な異色作。何回も観返したくなる映画だが、それでもなお謎が残る感覚がある。考察を読んでみてスッキリする映画、といえるくらいに解釈が難しい。
アザーズ
映像や雰囲気が美しいミステリアス・ホラー。ホラー食わず嫌いな方こそぜひ。結末が裏返るラストはお見事。
サイコ
ヒッチコック監督によるサイコ・スリラー映画で、説明不要の傑作。クラシカルな恐怖を煽る演出が効いていて、ラストまですごい緊張感。素晴らしい脚本も含めて、定期的に観返したい作品。
猿の惑星
衝撃のラスト。SF映画の金字塔ともいうべき名作中の名作であるため、結末そのものが有名と言わざるを得ないが…。ラストシーン以外にも随所に引き込まれるシーンがあり、観ていない方にはオススメしたい。
どんでん返し 邦画(衝撃度高い順)
アフタースクール
どんでん返され好きには贅沢な作品。ゆるやかな前半部分に集中できれば、後半一気に楽しめる。警戒していても騙される、緻密な脚本も秀逸。
運命じゃない人
「アフタースクール」と同じ内田けんじ監督の傑作。各々の目線でストーリーがつながっていく構成の、後味のよいスッキリした作品。ちゃんと伏線回収してくれる見事な脚本もGood。
キサラギ
スリリングな推理合戦という形式ではあるものの、コミカルなサスペンスコメディと言った方がしっくりくる。ユニークなストーリーだが、かなり練り込まれている。異色であり名作。
悪夢のエレベーター
筆者は書籍から入ったが、映画もやはり素晴らしい。伏線回収が見事で、筋書きの出来が非常によい。スピーディな展開も楽しめるし、完成度の高い映画だ。
容疑者Xの献身
原作は東野圭吾の「探偵ガリレオ」シリーズ。初の長編で直木賞も受賞。良質なサスペンス作品で、観れば観るほど魅かれていく。天才同士の知的対決も観ものだが、エンディングの切なさの印象が強い。